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日々あったことなんかを適当に書いてきます。そんなに頻繁に更新はしないです。 

Go to India No2 インドに行くその2

インドに行ってみて思ったのがかなり玄人向けの国だなという事。
そして噛むほどに味が出てくる国だという事。

今回はタイのバンコクからAirAsiaの格安チケットで行った事もあり1泊3日という弾丸であったが非常に実りのある旅であった。

インドに行く事になった背景に関しては前回説明したのでここからは具体的な内容についてレポートしたいとおもう。
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◆7月26日 夜
仕事を終え滞在先のバンコクのホテルで身支度を済ませLCCハブ空港であるドンムアン空港へと向かう。ホテルから空港まではタクシーで通常約20分という近場なのだが、4連休を控えた週末という事もあってその倍かかってしまった。

空港に着くなりカウンターでチェックインしようとすると係員のねえちゃんが「VISAは?インドはVISA無いとだめよ」という。そういう事なら事前調査済みなので問題ない。インドのVISAは通常東京か大阪の領事館で直接申請するか、WEBサイトで4日前までに申請すればよいのだが今回は時間が無かったため日本人の特権である現地到着後のVISA on Arrivalで取るからいいよというが、それは認められないというのだ。そんなはずはないという事で10分ほど押し問答の末上司らしき人物が二人現れあっさりOK。ねえちゃんは満面の笑顔で「ソーリー」。 そんな笑顔じゃなくてもって思うけどここは微笑みの国タイ。マイペンライだ。

まずは第一関門突破。これからどんなことが起こるのか少し楽しみでもあった。

飛行機は深夜12時10分定刻通りに離陸バンコクを離れ一路インド はコルカタへと向かう。搭乗時間は約2時間30分。 時差が1時間30分ある為現地着はおよそ1時10分ごろとなる。 幹線道路の街灯がどこまでも続いているバンコクの夜景はまるで血管が張り巡らされているような美しい光景だった。

 

 

◆7月27日 深夜

早朝1時ごろインド、コルカタのネータージー、スバース、チャンドラ、ボース国際空港に到着、現地の気温はおよそ27度、湿度は90%を超えており外はかなり蒸し暑く日本の夏に似た具合だった。

外国に行くといつも思うのは国々によってユニークな匂いがあるという事。
中国は慢性的なニンニクっぽい香り(笑)、ミクロネシアはトロピカルフルーツ、米国本土はスパイシーな香水。といった具合だ。 日本に帰った時の安堵感やタイ到着時の仕事始まる感というのは匂いと密接にリンクしているように思う。

匂いを司る脳の部位というのは記憶を司る海馬の隣という事から記憶との関係が密接であると昔NHKの番組で見たことがある。 時々初めて会う人や初めての場所でも何となく懐かしく感じる時があるがもしかすると匂いが似ているとかで自覚が薄くとも過去の記憶がよみがえってきているのかもしれない。

脱線してしまったがインド到着時に感じた匂いはというと。

ちょっとカビくさい感じというか埃っぽい感じ?表現悪くてすみません。
全然ディスってるわけじゃなく個人的な主観を述べただけです。

私はVISAを持っていないので到着後他の乗客はe-VISAと書かれた窓口に並んでいましたが私一人だけはVISA on Arrivalに直行します。係員のおっちゃんに自信満々にパスポートを渡すと「VISA please!」と言ってきました。 かくかくしかじか説明してもVISA VISA連呼するのみで全然進まず、、、。 遠くにいたリーダー級のおっちゃんを "私が" 呼び説明すると担当係員に日本人は書類書いて2000ルピー支払えばいいよみたいな事説明してました。

知らなかったのかい、、、。 

そんなわけで一通り手続きを終え入国できましたが、だいぶ並んでいた乗客はみなすでに入国して気付けば私が最後の一人になってました。

時刻は2時半。

到着が遅い事もありこの日は宿をとっていませんでした。さすがに深夜訳も分からん日本人が空港から出てトラブルのはごめんだったので空港の休憩施設を利用するか、ベンチで一晩過ごすかどちらかしか選択肢はありませんでした。

ダメ元で休憩施設に行くも満室御礼。 この時点でベンチ野宿決定! イェス!

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空港内は煌々と電気が点いているうえ,人の往来で喧しく、さらにエアコンが激寒。
まぁこんなこともあろうかとバンコクのホテルから大きめのバスタオルと耳栓持参してきたので頭から被ってベンチでぐっすり眠ました。こういうところがO型だがA型っぽいと言われる所以だろうか? いずれにしろすべては自分の為なので別に血液型なんかは関係ないことだ。

 

 

◆7月27日 早朝
翌朝なんとなく周辺が騒がしいと思い目を覚ますと数人の兵士が半透明のマガジンに実弾が装填されたマシンガンを手にわらわらと見回っていました。 その距離わずか1m。 こんな近くで銃を見たのが初めてだったので思わずゴクリと唾をのみました。

しばらくすると正面のベンチで寝ていたインド人の女性も目を覚まし、「あなたどこの人?旅行?仕事?」などと声をかけてきたと思ったらおもむろに「ちょっと私の荷物見ててくれる?」といって姿を消し、その後10分、20分経ちまだ帰ってこず。私も寝起きでトイレ行きたかったのだが荷物をほっとくわけにもいかないので我慢して待っていると30分を過ぎたころにようやくもどってきたと思ったら「もういかなきゃ。ありがと」と言いお礼と言ってクラッカーをくれたのだがパッケージに何とも言えない変な日本語の書いてあったのが非常に印象深かった。 

いったいなんだったんだ。。。。

あの女性の個性なのか、インド人の気質なのかは分からないが、つくづく外国で最初に接する人の印象というのは引いてはその国の印象にも繋がるほど大切だと思った。

 


時刻は7時半。そろそろ動き出そう

コルカタの空港にはSIM屋なんて便利な店は無いので勿論持ってきたスマホは電波を受信しない。 こんなこともあろうかとGoogleMapで空港周辺をオフラインモードでダウンロードし市街地の観光候補地はメモってきてあるので全く問題ない。

当初バスで移動しようかとも思ったが想定外の場所に行ってしまったら、それはそれで面白いが今日の目的が達成できなくなるかもしれないリスクをはらんでいるのでタクシーで行くことにした。

海外のタクシーは日本みたく誠実じゃないのがワールドワイドの常識なので色々と注意が必要だ。むしろ外国に来たら日本のすべてが異常だと思う事がストレスフリーのコツである。インドの場合どんな具合かまだよくわからないのでまずは乗り場から少し離れた場所で人間観察してみることに。 怪しい運ちゃんがいるわいるわ。黄色いかわいらしいのがTAXIと書かれているが本物とか偽物とかあるんだろうか。メーター制?言い値制?交渉の相場は? 色々想像が掻き立てられるが分からんものは分からん。莫大な金額取られることなければちょっとぐらい騙されても勉強という感覚でいざタクシー群に突入。

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次回に続く。