第2回Startup Weekend Toyohashiに参加してみました。
はじめに
先日私が参加したStartup Weekend Toyohashiをダイジェストでレポートします。
普通の毎日が退屈なので刺激がほしい。
一歩踏み出したいけど何していいかわからない。
とにかくモヤモヤするこの気持ちをどうにかしたい。
っていう人におすすめです
- はじめに
- Startup Weekendってなに?
- Startup Weekend Toyohashi
- Day1 (自己紹介~チーム結成)
- Day2 (プロトタイプ製作~顧客調査)
- Day3 (ビジネスモデル組立て~最終プレゼン)
- さいごに
Startup Weekendってなに?
簡単にいうと週末の54時間(金曜の夕方~日曜の晩)を使って起業のプロセスを実際に経験するっていうやつ。
詳しくは下記参照
Startup Weekend Toyohashi
このイベント、世界各国、全国各地で開催されています。
そして私は第2回Startup Weekend Toyohashiに参加してきました。
愛知県の豊橋で開催されたから Toyohashiです。
Day1 (自己紹介~チーム結成)
集合が18:30だったので仕事はちょっと早めに切り上げてドキドキ、わくわくしながら会場へ向かった。
受付を済ませるとハッカー、ハスラー、デザイナーの3つの役割から適当なものを選びます。(ハッカー:プロトタイプ作る人、ハスラー:ビジネスモデル作るひと、デザイナー:読んで字のごとく) この役割はそんなに大事じゃ無いので適当でOK。
会場にはすでに15人ほど人が集まっておりピザ食べたり、ビール飲みながら自己紹介。
実はこの時間が参加者の人となりを知るのにかなり重要だった事を後で気づく。
最初にアイスブレイクを兼ねたワークショップとして近くに座っている人と数人のチームを組んで2つのランダムキーワードを組み合わせてのビジネスのアイディアを練り1分間で発表。難しそうだが人と喋ってると案外色んなアイディアがでてくるんだなと思った。
次に10分で各個人の実現したいアイディアを考えて発表用のポスターを作り、1分間ピッチでアピール。投票である程度数絞ったら改めて30秒のピッチを以ってメンバー募集を呼びかけます。
30秒ピッチの時のアピール文句はこんな感じだったと思う。
「日本にわざわざ来る外国人はVRじゃダメなんです 刀を抜いてWhat a cool samurai sword って叫びたいんです!」
なにを言ってんだ。
そんなこんなで 私は日本に来る外国人向けのサムライ体験を提供するチームを組みました。メンバー構成は某戦国武将の末裔、ブラジル人から尊敬を集める格闘家、唯一StartupWeekend経験者の歴史マニア、外国人に精通した師のもと経営者を志す学生、そして戦国と法螺貝をこよなく愛する私という超個性派。
我々にはITを駆使するハッカーがいなかった為手作りのチャンバラグッズを作って、外国人に電撃アタックしてとにかく実践することで翌日以降のスタンスを固めた。
Day2 (プロトタイプ製作~顧客調査)
各自段ボールや新聞やらを持参してあさからチャンバラグッズを製作すると共に豊橋で外国人が集まるところを調査。 日本で英語を教えるALT(Assistant Language Teacher)が昼からクリケットをするという情報をFacebookで知ったのでまずはそこに突撃することに。
おとこのロマン。
戦いごっこ。
それを見知らぬ外国人をやろうというのである。
午後、クリケットの会場に向かうとすでに数人の欧米人の姿があった。
私はおもむろに法螺貝を高らかと吹き鳴らし、彼らの注意を惹きつつ、元々参加予定だったがごとく彼らの中に混ざり込むことに成功した。
まずはクリケットで一戦し打ち解けたところでチャンバラに切り替える。
メンバーが足りなかった為付近でインスタ映え写真を撮ってた中学生を巻き込んでチャンバラ開始。これが最高に楽しかったのだ。
まぁそんなこんなで市場調査の名のもとアウトサイドアクティビティを存分に楽しんだ我々は調査結果をもとにして仮説検証を繰り返す。 在日/日系ブラジル人に語学を教える教室やイーオンなどの英会話学校。知り合いの外国人に片っ端から突撃してあらゆる情報収集を行った。
そんななか豊橋は全国でも指折りの外国人居住率を誇っており、中でも日系ブラジル人が自身のアイデンティティの醸成と日本人との関係性について困っているという事を知った。そしてその困りごとをチャンバラというアクティビティでブレイクスルーできないかという方向にシフトすることにした。
Day3 (ビジネスモデル組立て~最終プレゼン)
前日のチャンバラ合戦以降で方向性をシフトしたこともあって我々には別の検証が必要になったのだが最終報告は17時だ。とにかく時間が無い。
・またも片っ端から外国人にコンタクトしまくってビジネスになりうるかを調査。
・経営者を志す学生の恩師に在日外国人の実態についてアドバイスをもらう。
・剣道に精通した外国人英語教師を呼んでカツ丼食べながらチャンバラの具体的なコンテンツを組立。
・街頭で呼び込みするも不審者扱いされ心はズタズタ。
・ブラジル人語学学校のスタッフに聞き込み + チャンバラ実践
何とかかんとかプレゼンをそれなりの形に仕上げ後は最終報告。
我々はチームの結束と闘魂注入の為全員が格闘技の道着を羽織り、法螺貝の合図とともに最終プレゼンを行った。
結果としては優勝することはできなかったものの非常に多くを学ぶことができ、大満足であった。
さいごに
・仮説⇒プロトタイプ⇒検証 は短時間で繰り返し行うのがよい。
・プロトタイプは最低限利用可能なレベルでまずはよい。
・コンテンツを具体的に落とし込み、矛盾点が無いか多方面から検証する。
・何に対して課金するのか?そのコンテンツに課金しても利用したいユーザーがいるのかを明らかにする。
・やりたいことの方向性は一番価値のあるもの一本に絞る
・自分たちの強みを生かしてどうオリジナリティと競争優位を確立できるかを考える
・分からない事を議論しても進まないからとにかく行動する
・プレゼンは単純明快に、背景説明は最小に、コンテンツと実現性を重視する
・ドリルを買う人はドリルが欲しいのではなくて穴が欲しい。
・必ずしも利用者とお金を払う人が同じとは限らない
アイディアを形にするという事。
行動する勇気と一歩踏み出す勢い。
自分をさらけ出すこと。
仲間を作ること。
その他沢山。
とにかく楽しめて(笑)、とてつもなく多くの大切な事を学ぶことができた。
そしてこの3日間はとてもハードで月曜日は仕事してても二日酔いなのか疲労なのかよくわからなかった。
しかし、それがなぜか心地よかった
審査員、オーガナイザー、コーチ、チームメンバー、参加者のみんな、期間中協力頂いたすべての方に感謝します。
そして次回また参加したいと思いました。